2018年の刊行以来、発行部数20万部を突破した朝倉かすみ原作の小説の映画化『平場の月』より、最新特報映像と追加キャストが解禁された。
物語は、中学時代の初恋の相手同士である男女が、時を経て再会し、惹かれ合う姿を描いていく。互いに独り身となり、様々な人生経験を積んだ二人が意気投合し、離れていた時間を埋めるように心を通わせていく展開は、「これまでにない大人の恋愛小説」として話題を呼んだ。発売当初から映像化の要望が多数寄せられ、30社以上からのオファーを経て、今回、満を持して映画化が実現した。

主人公・青砥健将を演じるのは堺雅人。原作を何度も読み返したという堺は、長いキャリアの中でも現代劇においてラブストーリーの主演は初となる。その青砥が中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子を演じるのは、堺とは「半沢直樹」(20)以来の共演となる井川遥。幼少期の両親の不和、自分自身も夫との死別など、辛い過去を抱えながらも、パートで生計を立てながら慎ましく生きる、芯の強さと同時に、どこか儚く、切なさを感じさせる女性を演じる。
今回は追加キャストとして、堺演じる青砥の同級生・江口剛役に大森南朋の出演が決定。数多くの映画、ドラマに出演し、近年は北野武監督の『首』(23)、『Dr.コトー診療所』(22)でその圧倒的な演技力で人々を魅了し続ける大森が、堺演じる青砥の同級生・江口剛役で出演。堺とは「リーガルハイ・スペシャル」(14)以来、実に11年振りの共演となる。

さらに、特報映像が解禁。はじまりは中学の初恋―。大人になり再会した青砥と須藤。まるで中学時代さながらに自転車に乗り、時間を取り戻すかのように過ごす2人。しかし、「私ひとりで生きていくって決めているの」と言う須藤。芯は強さと同時に、どこか儚さを感じる彼女が発した言葉―。
■『平場の月』最新特報映像
須藤は、月を見つめながら、何を“夢みたい”に思っていたのか・・・。
原作発表時には、朝霞市、新座市、志木市など埼玉県内の実際の地名や店舗が多数登場し、話題となりましたが、本作でも同市内を中心にロケーション撮影を実施。今回の特報でも、朝霞の駅前をはじめ原作でも描かれたロケーションの数々が登場し、堺雅人、井川遥の二人が紡ぐリアルで切ないラブストーリーが誕生する。
11月14日(金)全国東宝系ロードショー